今回は人気2Dアクションゲームの第2作目
オリとウィスプの意思をレビューしていきます。
2Dアクションの中でもジャンルとしてはメトロイドヴァニアになるかと思います。
過去作プレイ必須かどうかも含めてお話していきますので、
ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
1作目もレビューしておりますので、
そちらもご参照ください。
Contents
概要
タイトル | オリとウィスプの意思 ORI AND THE WILL OF THE WISP |
発売日 | 2020年3月11日(PC、Xbox版) |
ハード | PC,Xbox One,Xbox Series X/S,Switch |
感想 | 前作よりもバトルに重きをおいたメトロイドヴァニア作品 相変わらず難易度が高いが達成感につながるいい難易度 どんどんできることが増えていくので楽しい ストーリーは悲しい |
評価
総合評価
92/100(神作)
ボリューム | 12時間程度でストーリークリア |
ストーリー | 3.5/5.0 |
ゲーム性 | 4.0/5.0 |
難易度調整 | 4.5/5.0 |
過去作のプレイは必要?
結論からいうと必要ありません。
前作と少し話のつながりがあるのですが、
本作のみで十分完結したストーリーになっています。
といっても、第一作のオリと暗闇の森も
10時間程度でクリアできますし、
そちらも非常に面白い作品ですので、
ぜひプレイしてほしい作品ではあります。
気になる方はぜひプレイしてみてください。
1作目かなり安いですしね。
あらすじ
主人公のオリはニブルの森というところで仲間とともにくらいしていました。
(ちなみにこの仲間とのつながりが第1作目をプレイしているとよくわかります。)
仲間の一人(一羽?)であるフクロウのクゥと出かけた際に、
オリとクゥは二ウェンの森というところで嵐に巻き込まれて離れ離れになってしまいます。
この森には異変が起こっているのか、非常に暗い雰囲気です。
森の異変についても調べつつ、オリはクゥを探すために森を進んでいくことになります。
前作との大きな違い
セーブが自動でされる
前作のオリと暗闇の森では、
セーブポイントを自分で作れるというおもしろい要素があったのですが、
第2作目の今作では、多くのゲームと同じように
オートセーブで自動的にリスポーンポイントが設置されるようになりました。
これは賛否があるかもしれませんが、
第1作目の独自性はなくなったものの、
他の多くのゲームと同じで、不便というわけではないので、
個人的にはあんまり気になりませんでした。
移動よりも戦闘に重きをおいたゲーム性
前作は戦闘よりも移動に重きをおいているようなゲームに感じました。
一方今作は、移動よりも戦闘に重きをおいているゲーム性に変更されたように感じました。
実際ボス戦などはかなりやりごたえがあり、
何度もやり直すというようなこともありました。
こちらは好みがありそうですので、
一概にどちらがいいとは言えないものの、
前作同様にやりごたえのある難易度設定で、
クリアすることに達成感を感じることができる点は変わらないと感じました。
よかったところ
アクションが増えることで単純にできることが増えるのが楽しい
これはメトロイドヴァニア自体の醍醐味と言っていいかもしれませんが、
物語を進めるごとにアクションが開放されていき、
どんどんできることが増えていきます。
それに伴ってこれまでは行くことができなかった場所などに行けるようになり、
マップの探索がより楽しめるようになります。
自然と感情移入するストーリー
本作は物語の中核となるキャラクターは基本的に話さない作りになっています。
(マップに現れる主人公を導いてくれるキャラクターたちは話します。)
それにもかかわらず、主人公たちの身振りによって、
感情がうまく表現されており、
言語以外のところで非常に感情移入してしまいます。
物語の中では非常に悲しい場面があったり、
感動する場面があったりするのですが、
それらも多くが会話によって表現されているわけではなく、
キャラクターの動きや表情などで表現されているように感じました。
それらの表現によって、より感情移入することができたように感じます。
BGMが素晴らしい
これは前作から引き続きですが、
この作品はBGMが素晴らしいです。
ゲームBGM好きの方はぜひサントラも購入してほしいです。
アクションを好きなボタンに割り振れる
これは前作と異なるところだと思いますが、
今作では、アクションが増えたせいか、
取得したアクションすべてをコントローラーのボタンに割り振る事ができません。
その代わり、一部のアクションを除いて、
自分の好きなボタンに3つまで好きなアクションを割り振る事ができます。
自分のイメージと合ったボタンに好きなアクションを割り振れるのは
1作目にはなかったメリットだと感じました。
気になったところ
マップがちょっと不親切
本作は2D版オープンワールドのような感じで、
広いマップを自由に移動する事ができます。
ですので、マップのどこにどのようなNPCがいたかというのは割と大事な情報なのですが、
マップ上ではNPCの位置は表示してくれるものの、
そのNPCがどのようなものを販売してくれるかなどは表示されません。
(設定の仕方が悪いんでしょうか。)
あとからこのNPCからこれを買おうと思っていたのに、
あのNPCどこにいるんだっけってよくなるので、
マップをもう少し親切にしてくれると良かったかなと思います。
強制スクロール的な逃走場面が覚えゲー
たまにイベントでボスなどから逃げるような演出があるのですが、
それがほぼ覚えゲーで、
初見でクリアするのが難しいような箇所がちょくちょくありました。
移動自体のアクション性が非常に高い分、
単純な覚えゲーとなってしまうのが個人的には少し残念かなと思いました。
結論:どんどん主人公が成長していく名作メトロイドヴァニアの続編。ストーリーも感動でき、アクションは爽快感抜群。
今回はオリとウィスプの意思をレビューしました。
名作メトロイドヴァニアの続編ということでおもしろさは文句なしです。
キャラを動かしているだけでも楽しいゲームですが、
プレイの歯ごたえもかなり感じる難易度調整です。
メトロイドヴァニア好きはもちろん、
多くの方にプレイしてほしい作品です。