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【ネタバレなしレビュー】Ori and the Blind Forest: Definitive Edition オリと暗闇の森【90/100(神作)】

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今回はメトロイドヴァニアの名作Oriシリーズの1作目である、
オリと暗闇の森(原題:Ori and the Blind Forest)
のディフィニティブエディションをレビューしていきます。

どちらかといえば有名なのは
2作目のOri and the Will of Wispsかもしれませんが、
今回は1作目をレビューです。

ちなみに本作はDefinitive Editionと通常のものがありますが、
今からプレイされる方はDefinitive Editionの方をプレイするのが良いかと思います。

Definitive Editionは通常版に追加エリアなどの新要素が含まれておりますが、
通常版からのデータ引き継ぎは出来ないため、
通常版をプレイしてしまうと、
Definitive Editionをやった際に最初からやり直すことになります。

特にSteam版は1つのゲームを購入したら、
インストールできるゲームが2つあります、
間違えないように気をつけてください。

概要

タイトルOri and the Blind Forest(オリと暗闇の森)
発売日2015年3月11日
ハードXbox One,Nintendo Switch,PC
ジャンルメトロイドヴァニア
感想2015年とは思えない幻想的できれいなグラフィック
自分でセーブポイントを作るのが新鮮
戦闘より高難易度な移動アクションに重きをおいたアクションが楽しい
ボリュームはメトロイドヴァニアとしては一般的な範囲
あらすじ物語の舞台は強烈な嵐に見舞われ、
滅亡の危機にひんしている、ニブルの森という森です。
そこで育った、精霊の少年オリが、
森を救うため、森の中を冒険して行きます。

評価

総合評価
87/100(秀作)

ボリューム普通にストーリークリアで9時間程度
ストーリー 4.0
ゲーム性 4.5
難易度 4.0
全体的な難易度は高め

良かったところ

直接敵ではない表現方法だけどそれでも伝わるストーリー

本作はキャラクターの会話は基本的になく、
ナレーターである、森の精霊の語りで物語が進んでいきます。

しかし、各キャラクターの感情が伝わってくる動きがあり、
キャラクターの動きによってストーリーを感じる事ができます。

はっきり語らないけれど、
表現だけでストーリーにより深みを出していると感じました。

自分でリスポーンポイントを設置でき、リプレイにストレスが少ない

本作は自分でリスポーンポイントを設置できるシステムを採用しています。

設置回数は一応制限があるのですが、
明らかに足りなくなるような調整はされておらず、
気軽にリスポーンポイントを設置する事ができます。

最初の方はセーブポイントを設置するのを忘れて
結構戻されてしまったりするので注意が必要
ですが、
慣れてくると、リプレイ性が非常に良くなり、高難易度ではあるものの、
ストレスを少なくプレイする事ができるようになっていると感じました。

戦闘より移動の重きをおいている

本作は割りと高難易度のメトロイドヴァニアではありますが、
他の作品との棲み分けとして、
戦闘ではなく、移動に重きをおいているという感じがしました。

ボス戦などよりも基本的にはエリア攻略をしている方が難しいと僕は感じました。

個人的にはこの移動が楽しかったので、
他のメトロイドヴァニアのゲームと明確に棲み分けがあって良いなと思いました。

気になったところ

高速移動の要素があんまり活躍しない

メトロイドヴァニア系ではダッシュ的なアクションが
よく追加される能力としてあるかと思います。

そのダッシュ系のアクションは移動の爽快感というところを高めてくれると思うのですが、
本作ではそのダッシュが活躍する機会がほとんどありません。

というのも、ダッシュはDefinitive Editionからの追加要素になっており、
物語を進める上で必須のアクションではないからです。

個人的にはダッシュなどによって移動の爽快感がもっと高まると嬉しいかなと感じました。

周回意欲は掻き立てられなかった

メトロイドヴァニアというジャンルは
物語を進めるに従って、
どんどん主人公の取れるアクションが多彩になり、
移動の快適性も上がっていきます。

物語終盤では最初に比べてものすごくできることが増えていて、
普通の移動一つとっても快適さがすごいので、
個人的には周回して最初のアクションが少ない状態に戻りたくないなと感じてしまうため、
周回意欲というのはあんまりわかなかったですね。

1周9時間程度で終わってしまったので、
もう少し楽しめるとありがたかった気がしました。

結論:戦闘より移動に重きをおいて名作メトロイドヴァニア。難易度は高めだが、快適にリスポーンできる点も高評価。

今回は名作メトロイドヴァニアのOriシリーズ1作目、
Ori and the Blind Forest: Definitive Editionをレビューしました。

ボリュームがあまり多くないため、
忙しい社会人の方にもおすすめです。

どんどん成長していく主人公と、
追加されたアクションで新しいエリアに行ける楽しさは、
まさにメトロイドヴァニアそのものだと思います。

2Dアクションゲーム好きの方はぜひプレイしてみてください。