ストリートファイター6(以下、スト6)は2023年に発売された格闘ゲームで、
かなり評判もよく、多くの方にプレイされているゲームです。
ハードはPS、XBOXとPC版があります。
格ゲーを本作からプレイする方のために、
おすすめのコントローラをご紹介する記事を以前作成しました。
今回は僕がスト6でコントローラとして使っているキーボードについて
メリット・デメリットとレバーレスコントローラとの比較をしていきます。
キー設定などもご紹介しますので、
これからキーボードでプレイすることを検討している方は参考にしてみてください。
(2024年6月現在の情報追記しました。)
Contents
キーボードを使う上での注意点
スト6をキーボードでプレイする際に注意する点がいくつかあります。
- キーボードでプレイできるのはPC版のみ
- アルファベット以外のボタンに攻撃ボタンは割り振れない
(例:「;」ボタンにインパクトは割り振れない) - 同時押しを認識する必要があるため、ゲーミングキーボード(ほぼ)必須
(正確に言うとNキーロールオーバー機能) - 1つのPCで2つのキーボード繋いでのオフライン対戦はできない
(つまり実質的にオフライン大会の参加は難しくなる) - 個人的にはキーボードはモダン操作に向かない(後述)
上記の注意点を認識した上で、
キーボードでプレイされる方は使ってみてください。
とはいえ、デメリットばかりではなく、
キーボードの良さもたくさんあると僕は思っています。
現に僕はキーボードでプレイしていますからね。
キー設定紹介
それでは早速僕が普段プレイしているキー設定はこちらになります。
ちなみに操作タイプはクラシックです。
※青→弱、黄→中、赤→強、オレンジ→複合ボタン
DI(ドライブインパクト)、DP(ドライブパリィ)
基本的に移動操作は左手でプレイし、
レバーレスコントローラと同じ使用感で使える配置にしています。
また、基本的に右手は弱Kを人差し指、
DIに小指が来るような形で手をおいています。
パリィを押すときは、人差し指を弱Kからずらして押しています。
投げは基本的に投げボタンで行っており、
あんまり弱Kと弱Pを同時に押すことはありません。
ポイントとしては、常に右手の小指がインパクトに添えられているので、
結構インパクトが返しやすいという点になります。
(2024年6月追記)
このキー設定は現在も変更していません。
個人的にはこれ以上はないと思っているのですが、
右手の人差し指がカバーするボタンが多いので、
好みに合わせてパリィなどは変えてもいいかもしれません。
インパクトを左Shiftに割り当ててる人もいるかもしれません。
キーボードはボタン配置にとらわれずにキー設定できるところがいいところなので、
自分なりに色々試してみるといいかもしれませんね。
キーボードとレバーレスの比較
操作方法としては、
キーボードはレバーレスコントローラに最も近いので、
その2つのコントローラについて比較していきます。
レバーレスに勝る点
キー設定の自由度が高い
先程僕の設定を載せており、
それでは左手で移動操作、右手で攻撃を割り振っていますが、
左手でキャラの移動、右手で攻撃ボタン
という一般的なコントローラでは決まり切っていることさえ、
キーボードであれば入れ替える事ができます。
また、ボタンもたくさんありますので、
自分の好みの配置を色々試せるというのも
キーボードのメリットかなと思います。
レバーレスだとボタンを増設したりするのは
かなりハードルが高いですからね。
人によっては左Shiftキーをインパクトにするなど、
右手だけでなく、左手も自在に使えるようなキー設定にできるのは良いですね。
すぐにゲームを始められる
地味に気に入っているポイントですが、
ゲームを起動してわざわざ違うコントローラを出さなくて良いことは
個人的にキーボードを気に入っている理由の一つになっています。
レバーレスより安くて汎用性が高い
価格については選ぶキーボードにもよるのですが、
基本的にレバーレスって高いので、
普通のものを選んでいる限りはキーボードの方が安いと思います。
そしてキーボードはそもそもPCのインタフェースとして、
文字を打つという役割もあれば、
PCゲーマーの方ならいろんなゲームにも使えるわけです。
格ゲー初心者の方でいきなり
高価なレバーレスを買うハードルはありますが、
キーボードは他の用途につかますし、
やすいのでかなりハードルは下がるのではないでしょうか。
キーボード形式のボタンで世界大会で戦っているプロの方もいますし、
性能自体が他のコントローラーに劣るということはないと思います。
レバーレスに劣る点
ボタンのストロークが長い
ボタンのストロークが長いというのは
レバーレスと比べてかなりデメリットが大きいところかなと思います。
レバーレスは昇龍拳などを入力するときに、
レバーとは違って左右を同時に押せることを利用した、
特殊な入力方法を使うことが多いです。
その時に必要なのが、
”ボタンを離す”という入力なのですが、
これがボタンのストロークが長いことで
結構入力が難しく、入力に時間を要してしまいます。
しかし、これをある程度緩和することができる
最新のキーボードの機能があります。
それが「ラピッドトリガー」です。
正直ラピッドトリガーはFPSよりも
格ゲーの適正のほうが高いと言っても過言ではないと思っています。
一般人でも、その機能を明らかに感じる事ができます。
(一般人の僕でも感じられたので。)
ラピッドトリガーのキーボードを使用すれば、
昇龍拳の入力速度は、
レバーレスほどではないですが、
かなり速くできると思います。
ラピッドトリガー機能付きのキーボードは
普通のものよりも少し高めではあるのですが、
有名なメーカーのレバーレスよりはそれでも安いと思います。
両手の親指がスペースキーに添えられる
キーボードはその構造上、
どうしても両方の手の親指がスペースキーに添えられます。
つまり、右手と左手の親指が
同じボタンを押すこと以外に使いにくいということなんですね。
先にも書いていましたが、
これはモダンで操作したい場合に大きなデメリットになると思います。
アケコンなどでモダン操作をする場合は、
右手の親指で押せるボタンに、
アシストボタンを設定するとやりやすいようなのですが、
キーボードではどうしてもこの設定がし辛いです。
なぜなら、右手の親指はジャンプボタンであるスペース以外を押すのが
非常に難しい作りになっているからです。
したがって、僕はキーボードでのモダン操作は諦めています。
クラシックしか使わないよという方には大したデメリットではないかもしれません。
ボタンが密集している
キーボードのボタンがレバーレスより密集していることはひと目で分かりますが、
そのデメリットは、ピアノ押しで高速前ステをするなどの入力はできません。
(ストロークが長いのも関係していますが・・・)
レバーレスは入力速度が速いことが売りの一つですが、
キーボードでは一部操作はその恩恵を受ける事ができないということですね。
弱P押そうとして弱K押してしまって謎の投げが出ることもたまにあります。
ボタンが密集しているのは、
指を動かす動作が少なく済むというメリットでもあるのですが、
こちらのデメリットのほうが大きいと考えたので、
劣る点として挙げさせてもらいました。
まとめ:キーボードは、PCゲーマーの方には非常におすすめできるコントローラ。気軽に使えるのでとりあえず使ってみてほしい。
ということで今回はキーボードで300時間くらいはスト6をやっている僕が、
キーボードで格ゲーをやることのメリットデメリットとお話しました。
個人的にはキーボードはPCゲーマーの方であれば、
とりあえず使ってみてほしいコントローラかなと思います。
何より始めるハードルが低いのが良いですね。
また、キー設定も載せておりますので、
迷っている方は参考にしてみてください。
よりよい設定があればぜひ教えていただけるとありがたいです。